「この屋号の意味は?」
時々、きいてくださる方がいます
今日はそんなお話。(過去ブログからのお引越しはこれが最後です)
2021年10月30日のブログより転載
飲食店での「きっかけ」が、きっかけで終わらず、
チョークアートを本格的にはじめるという「行動」を起こしたのには
わたしの背中を後押ししてくれた、大切な存在がいるからです。

昔から動物が大好きなわたし。
保育園時代は、
園で飼っていたうさぎを度々見に行ったり、
カメ?すっぽん?がいるネットに、興味本意で指をつっこんで
一瞬ぱくっとくわえられたりしたことも
(咄嗟に指を引いたで無事でしたが、あれは心臓バックバクの恐怖でした(笑)でもすっぽんなんか危険すぎるき保育園で飼わんかな笑)
サファリパークではカンガルーやきりんを触って
水族館では蛇を首に巻いて
アシカにキスをしてもらって•••
とにかくふれあうことが大好きです
動物が好きだと、
だいたいの方が1度は思うんじゃないでしょうか
「家族に迎え入れたい」と。
わたしもその一人でした。
当時はまだ中学生
「犬を飼いたい、犬を飼いたい」と
よく父に言ってました。

でも私の父はきれい好きタイプなので

(家の中で家族の髪の毛を、しょっちゅうコロコロで回収してる人)
父という存在は家族の中でおおきい
父がダメだと言ったらダメなのだ
そんな世界しか、まだ知らなかった当時の私。
お願いしながらも、心の中では
「きっと飼ってくれんわ・・・」
その気持ちが占めていました。
そんな中学1年生の誕生日
当時新体操部に入っていたので、
誕生日だろうがいつも通り部活を終えて夜に帰宅。
いつものように玄関をあけると
そこにはいつもの光景ではないものがあったのです。

え?

ええええええええええええええええええええええええええええ
犬が
犬がいるじゃないか
なんでええええええええええええ?!?!
ただただ、驚き。
なんと、あのコロコロ大好き父(笑)が
わたしの誕生日にと
知人宅に生まれた子犬の貰い手探しに
手を挙げたとのことでした
父から一生分の誕生日を祝ってもらったレベルです
その子にとっては、大好きなお母さんと離れて
とても不安だったことでしょう
(後にお母さん犬に会いにいきました)
名前を決める時、私の母が教えてくれました
「この子は川で溺れたことがある」と。
その時脳裏によぎったのは
映画「ジャングル大帝」の主人公のライオン「レオ」が
川で溺れながらも必死で生きるために頑張る姿

あの映画が大好きだったので
私「レオにしよう!」
すると母
「レオナルド・ディカプリオのレオ様が良いがやない?」
私「いや違うきそれ!!!!!(笑)」
そんな会話がありつつ、
「レオ」が新しい家族となりました。

散歩が大好きなレオは
「おさんぽ」ときくとカンガルージャンプ!!
「ぼくのことが大好きなめぐちゃんだったら
いっぱい歩いてくれる•••いっぱい連れまわせる」と
分かってるんでしょう笑
おばあちゃんや他の家族だと30分~1時間で帰るのに
わたしは1度行ったら2時間コース
(ごめん、用事あるきほんっっっっとごめん!
今日はここまで!と説得したこともありました(笑))
柴犬と、ビーグルの間の子だけど
なぜか柄がコーギーで
柴の魅力の「ぷりぷりお尻」に
「まだ帰りたくないけんどー!」のふんばり姿勢。
わたしが出かけ先から家に帰ったら
「おかえりいいいい散歩つれてけええええええ!!!」と激しいし
「遊んで~」と庭からねだる声
ほんと愛らしい想い出ばかりです

そんな可愛いレオが、18歳手前でお空にいきました。
当時わたしは高知県にいなくて
愛媛の保育園で働いていました。
少しずつおじいちゃんになっていくレオ
愛媛にいても毎月高知にかえっていました
次第に目も見えなくなって、
食欲もどんどん減っていってました。
大好きだったおさんぽも、できなくなりました。
そして
2018年6月26日
愛媛にいると、21時台に母からの電話
普段なら連絡がない時間帯
嫌な予感しかしません。
母 「レオがねえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・さっき、死んだ。」
私「・・・わかった、帰るき」
それだけ言って電話を切り、
車にのりこみ、高知県の実家へ向かいました。
明日ももちろん朝から愛媛で仕事です。
けど、今夜会わなかったら
もう2度とカタチをもったレオには会えない
それは絶対にいやだし、
最期はレオに触れたかった。
運転しながら
"ああ、電話で
レオの脚を畳んじょっちゃって、って
言うの忘れちょったなあ"
(硬直しちゃうので)
そんなことも思いながら
暗い山道の中、車を走らせました。
幸いにも四国内なので
実家について 静かに横たわるレオを抱いたとき
まだほんのりと、ぬくもりがありました。
抱っこが苦手な子だったのに
この日だけは、何も言わずに抱っこさせてくれました。
わたしも、何も言わずに たくさんの涙を流しました。
レオのからだに触れると溢れ出てくる想い
レオともっと散歩したかった
もっと遊んであげたらよかった
レオが空にかえるその瞬間に、そばにいたかった
だいすき
ありがとう
でもかなしい、さみしい
いろんな想いがわたしのこころを染めていました
だけど同時に入ってきた
しっかりした言葉や感覚
ああ、命はいつか終わるんだ。
わたしはじぶんがその時を迎えた時
これをしておけばよかった、って
後悔をしないだろうか?
今生でのわたしはこれっきり。この一回だけ。
『何かをやってもやらなくても、
いつか必ず今生の着地があるなら
やりたいと思ったことを
やってみたほうがいいんじゃないか??
やらなかったら、わたしの「いま」は何も変わらない。』
それが、レオからもらった大きなギフトでした。
最初、
「チョークアートやってみよっかな」って
オイルパステルを買ってはみたけど
独学じゃ思うようにいかなくて、
蓋をあけなくなった時期がありました
でもその後、レオのことがあって
県内にはチョークアーティストがいないから
県外にチョークアート体験をしに行ってみようと動いたこと。
毎月5時間レッスン日帰りコースで通ったこと。
アートを体感したくてオーストラリアにいったこと。
(チョークアート発祥のゴールドコーストじゃなくて、
アートの街メルボルンに♡最高によかった♡)
今までの自分だったらそんな挑戦しなかった
行動する勇気がなかった
けど、ぜんぶぜんぶ動いてよかった
やってよかったと今でも感じます。
アートとわたしを今につなげてくれたのは、
動くためにレオが背中を押してくれたおかげ
だからわたしの屋号には、レオがいます。
長かったですが、
ここまで読んでくださりありがとうございます。
わたしの大切な原点、想いを、
改めてここに置くことができてとても嬉しいです。
これからも、
そんなLeo art Laboをよろしくお願いします
(打ちながらまた泣いてました(笑))
↓我が家にきたばっかの時のレオ

↑成長したおじいちゃんレオ
レオだいすき
Leo art Labo